iMessageに足りない7つの機能、WhatsAppと比較して浮き彫りに

スマートフォン利用者がアプリを選ぶ自由度が高い一方で、ソーシャルメディアやコミュニケーションアプリはネットワーク効果により特定のプラットフォームに縛られがちだ。多くの地域でWhatsAppが主流のメッセージングアプリとなっているが、プライバシーへの懸念などからiMessageを使い続けるユーザーもいる。しかし、iMessageの体験はWhatsAppに比べて機能が不足していると感じる人も少なくない。

以下に、iMessageが改善すべき7つの点をまとめる。

1.

 ローミング体験の改善:

iMessageはローミング時に不安定になりがちで、SIMカードを交換すると登録解除されSMSにダウングレードされる。WhatsAppのように、SIMカードを交換しても登録された電話番号を使用できる仕組みが必要だ。

2.

 詳細なユーザープロフィールの導入:

WhatsAppのように、自己紹介やSNSリンクを掲載できるプロフィール機能をiMessageにも導入すべきだ。

3.

 ステータスアップデートとストーリー機能の実装:

一時的な写真や動画を共有するストーリー機能は、日常的なコミュニケーションの一部となっている。iMessageにも同様の機能が必要だ。

4.

 会話のカスタマイズ機能の追加:

チャットテーマを導入することで、iMessageのUIをより個性的にできる。

5.

 ファイル共有の簡略化:

WhatsAppのように、アプリ内で直接ファイルを参照して共有できる機能があると便利だ。

6.

 グループチャット機能の強化:

グループチャットでのタイピングインジケーターや既読機能のサポート、3人グループからの退出制限の撤廃、投票機能の追加が求められる。

7.

 メッセージ管理機能の充実:

メッセージのスター付け機能や、会話をアーカイブしてリストで整理する機能の追加が必要だ。

iMessageの進化は競合アプリに比べて遅れており、Appleがテキストメッセージング分野での地位を維持するためには、大幅なアップデートが不可欠だ。