Apple、iPhoneのセキュリティ機能を強化　データ保護を呼びかけ

Appleは、iPhone、iPad、Macに搭載されたセキュリティ機能を強化しており、ユーザーに対しこれらの機能を活用し、自身とデータを保護するよう呼びかけています。特に重要な機能として、以下の5つが挙げられます。

 1. 二要素認証:

iCloudへの新規デバイスやウェブからのサインイン時に、本人確認を求める機能。既存デバイスに送信される6桁のコードを入力することで認証を行います。未設定の場合は、設定アプリの「サインインとセキュリティ」から設定可能です。

 2. セキュリティキー:

二要素認証に追加して、物理的なセキュリティキーを使用することで、さらに強固なセキュリティを実現。USB-CやNFC経由で本人確認を行います。紛失には注意が必要です。設定は二要素認証の設定画面から行えます。

 3. 盗難デバイス保護:

盗難時に、パスコードだけではパスワードやクレジットカード情報などの重要情報にアクセスできないようにする機能。Face IDやTouch IDによる生体認証が必須となります。設定アプリの「Face IDとパスコード」から設定可能です。

 4. プライベートリレー:

SafariでのIPアドレスや閲覧履歴を隠蔽し、暗号化されていないインターネットトラフィックを保護するプライバシー機能。iCloud+の加入が必要です。設定アプリのiCloudセクションから有効にできます。

 5. 高度なデータ保護:

iCloudに保存されるデータの暗号化を強化し、Apple自身もデータ復元が不可能になる最高レベルのセキュリティオプション。リカバリーキーの設定またはリカバリーコンタクトの設定が必須です。設定アプリのiCloudセクションまたはプライバシーとセキュリティセクションから設定可能です。

 追加のセキュリティ機能:

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 ロックダウンモード:

ジャーナリストや活動家など、高度なサイバー攻撃の標的となる可能性のあるユーザー向けの極端なセキュリティオプション。iPhoneの機能を大幅に制限します。
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 連絡先キー確認:

特定の相手との通信において、なりすましを防ぐための機能。対面または電話で連絡先認証コードを比較します。

Appleは、これらのセキュリティ機能を活用することで、ユーザーがより安全にデバイスを利用できるとしています。