アップル、米国内の展示用iPhone/iPadに「クリーンエネルギー充電」を導入へ

アップルは本日発表した「2025年環境進捗レポート」の中で、米国内のApple Storeおよびその他の小売店に展示されているiPhoneおよびiPadのデモ機に、「クリーンエネルギー充電」機能を拡大する計画を明らかにしました。

「クリーンエネルギー充電」は、iOS 16.1の一部として2022年に米国で導入されたオプション機能で、電力網のクリーンな時間帯にデバイスを充電することで、ユーザーの二酸化炭素排出量を削減します。

情報提供者のアーロン・ペリス氏が入手した文書によると、アップルは米国内の店舗に設置されたiPhone/iPadのデモ機において、この機能をデフォルトで有効にし、デバイスのカーボンフットプリントを削減するとのことです。デモ機は常に顧客が使用できる状態を維持するため、バッテリー残量が50%を下回った場合は、直ちに充電が再開されるよう設計されています。

一般ユーザー向けにも、クリーンエネルギー充電はデフォルトで有効になっています。iOS 16.1以降では、「設定」アプリの「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」で管理できます。ただし、この機能は現在、アメリカ合衆国本土のみで利用可能です。

デモ機への機能導入時期は未定ですが、今回の発表は4月22日のアースデイに先駆けた、アップルの環境保護への取り組みの一環です。