速報：アップル、2025年第1四半期の世界スマホ販売で首位獲得

調査会社Counterpoint Researchの最新データによると、アップルが2025年第1四半期において、世界のスマートフォン販売台数で首位を獲得した。第1四半期での首位はアップルにとって初の快挙。市場シェアは19%に達した。

この成功の背景には、iPhone 16eの発売と新興国市場での好調な販売が挙げられる。iPhone SEの後継機種として3月に発売されたiPhone 16e（599ドルから）は、アップルのエントリーモデルを担っている。

一方、サムスンは18%のシェアで2位に。2023年第1四半期の21%から徐々にシェアを落としている。S25シリーズの発売遅れが影響し、出だしは鈍かったものの、3月には販売が回復した。

Xiaomiは14%のシェアを獲得し、3位を維持。国内市場での成長に加え、電気自動車事業への参入がブランド力を高め、シェア拡大に貢献した。vivoとOPPOがトップ5入りを果たした。

世界のスマートフォン市場は前年同期比3%の成長を見せたものの、Counterpoint Researchは通年の予測を下方修正。米国のトランプ大統領による関税の影響など、経済の不確実性が高まっていることが要因だとしている。

経済の不安定化が消費者の買い控えを招き、サプライチェーンの混乱や貿易リスクの増大につながる可能性があると指摘されている。

アップルの販売は地域によってばらつきがあり、米国、ヨーロッパ、中国では横ばいまたは減少したものの、日本、インド、中東・アフリカ、東南アジアでは2桁成長を達成した。