米国でTikTok再び禁止の危機？ VPNで回避する方法も

動画共有プラットフォーム、TikTokが米国で再び利用禁止となる可能性が出てきた。トランプ前大統領はByteDance社に対し、米国企業への売却を75日間猶予した。猶予期間は6月19日に満了し、売却が実現しなければ北米でのTikTok利用が不可能になるかもしれない。

もし利用禁止になった場合でも、VPN（仮想プライベートネットワーク）を利用することで回避できる可能性がある。ただし、単純にVPNをインストールするだけでは不十分だ。

過去の利用禁止時、米国内で作成されたTikTokアカウントはVPNを使用してもアクセスできなかった。また、Appleユーザーの場合、Apple IDの地域設定に紐づいていることが判明した。

そこで、別の国のTikTokアプリをインストールする必要がある。具体的には、以下の手順となる。

1. VPNサービスを選択し、カナダなどのサーバーに接続する。
2. iPhoneの設定でAppleアカウントを開き、国/地域をカナダなどに変更する。
3. 支払い方法を「なし」に設定し、選択した国の住所を入力する。
4. iPhoneを再起動し、VPNを起動して上記で選択した国に設定する。
5. App StoreからTikTokをダウンロードする。

上記の手順でTikTokを利用できるようになる。ただし、別の国のアプリをインストールした後でも、Appleアカウントを元の米国設定に戻すことが推奨される。

今回の方法には手間がかかるものの、TikTokの利用を諦めたくないユーザーにとっては検討する価値があるだろう。