Apple、スマートホーム市場への本格参入を2026年まで延期か Siri大幅アップデートの遅延が影響

Bloombergのマーク・ガーマン氏によると、Appleが計画していたスマートホーム市場への本格的な進出は、Siriの大幅アップデートの遅延により、2026年まで延期される見込みです。

当初、SiriのアップデートはiOS 18.4と同時にリリースされる予定でしたが、社内での議論の結果、リリースが延期されました。

今回の報道は、過去にも同様の遅延が報じられていたことを受けています。スマートホームハブ（通称HomePad）は、iPadのような画面とHomePodの技術を取り入れたもので、AIによる応答や操作を可能にするデバイスとされています。

Siriの開発を巡っては、開発の遅れや性能の低さなどが指摘されており、AppleはSiriの開発を優先していますが、その代償としてスマートホーム戦略の遅延が生じています。

Appleは既に社内や従業員の自宅でスマートホームハブのテストを行っており、将来的にはロボットアームを備えた、より高度なハブも開発する予定です。しかし、そのデバイスの発表時期は早くても2026年後半、または2027年以降になる可能性が高いと見られています。