旧型iPhone・Macユーザーに緊急アップデート呼びかけ、Appleが深刻な脆弱性を修正

Appleは、旧型iPhoneおよびMacに対し、セキュリティアップデートを緊急に呼びかけています。iOS 16.7.11（iPhone 6-13対応）およびiOS 15.8.4（iPhone 8-14対応）では、既に悪用されたゼロデイ脆弱性を含む、複数のセキュリティホールが修正されました。

これらの脆弱性は、以前にiOS 18.3.1および18.3.2で新型iPhone向けに修正されたものですが、旧型デバイスでは放置されていました。

さらに、旧型のiPadおよびMacに存在するCoreMediaの脆弱性も修正され、これはiOS 18.3およびmacOS 15.3で最初に修正されたものです。

Appleは、これらの脆弱性が「非常に高度な」攻撃に利用されたと述べており、政府関係者や企業幹部などが標的とされた可能性があります。しかし、脆弱性が残ったままでは、より低レベルのマルウェアによって悪用されるリスクも残ります。

そのため、Appleは全てのデバイスユーザーに対し、早急なアップデートを強く推奨しています。iOS 18.4およびmacOS 15.4では、新型iPhoneおよびMac向けに数十件のセキュリティ修正も行われています。iPad、Apple Watch、Apple TV、Vision Proも同様にアップデートが提供されているため、所有する全てのAppleデバイスを最新の状態に保つことが重要です。