アップル、全面ガラス製Apple Watchを開発か？ 境界線なきデザイン構想も

アップルが、画面と筐体の境界線を曖昧にする全面ガラス製のApple Watchを開発する可能性が浮上した。

中国のリーカー、Instant DigitalがWeiboで示唆したもので、実現すれば、かつてジョニー・アイブ氏が追求したシームレスなガラス製iPhoneの構想に向けた第一歩となるかもしれない。

同リーカーは証拠を提示していないものの、アップルは過去にガラス筐体とタッチ操作領域を統合したウェアラブルデバイスに関する特許を取得しており、ジェスチャーコントロールとミニマリズムを融合させたデザインの可能性を示唆している。

特許の内容が直近の計画を示しているとは限らないが、アップルの研究開発分野の一端を垣間見ることができる。

全面ガラス製Apple Watchの実現には、耐久性が課題となる。ガラスはデザイン性に優れる一方、チタンやセラミックよりも脆いため、日常的な衝撃や摩擦に耐えうる強化ガラスの開発が不可欠だ。

また、タッチ操作の精度や、ボタン、センサー、アンテナの配置など、技術的なハードルも存在する。

もしアップルがこれらの課題を克服できれば、全面ガラス製Apple Watchは、アイブ氏が思い描いた未来的なデバイスに近づくための重要な一歩となる可能性がある。