Apple、折りたたみ式iPhone「iPhone Fold」にiPadと同じ4:3の画面比率を採用か

中国のリーカー情報によれば、Appleが開発中の折りたたみ式iPhone「iPhone Fold」は、内側の折りたたみディスプレイに約4:3の画面比率を採用する可能性がある。

これは、外側のディスプレイとの一貫性を保ち、既存のiPad向けソフトウェアとの互換性を確保するためとみられる。

iPadシリーズは長年4:3の画面比率を維持しており、縦向き・横向きどちらでもバランスの取れた使用感を提供し、読書やブラウジング、分割画面でのマルチタスクに適している。

リーカーは以前、iPhone Foldの寸法として、外側の画面が5.5インチ、内側の折りたたみ画面が7.8インチになるとの情報も公開している。

著名なAppleアナリストMing-Chi Kuo氏もこの情報を裏付けており、内側の画面に折り目はなく、筐体にはチタン合金、ヒンジには金属ガラスが使用されると述べている。背面にはデュアルレンズカメラ、折りたたみ時と展開時それぞれに前面カメラが搭載される見込み。

また、スペースを節約するため、Face IDではなく、Touch IDサイドボタンが採用される可能性が高い。Kuo氏は、この端末を「真のAI駆動型スマートフォン」と位置づけ、大画面を活かした高度なマルチタスクAI体験を提供すると予測している。

iPhone Foldの販売価格は2,000ドルから2,500ドル程度になると予想されており、BloombergのMark Gurman記者は、Apple初の折りたたみ式デバイスが来年登場すると見込んでいる。