AirPods 4とAirPods Pro 2の「適応型オーディオ」がiOS 18でさらに進化、環境に合わせた細かな調整が可能に

AppleのAirPods 4および第2世代AirPods Proに搭載されている「適応型オーディオ」機能が、iOS 18のアップデートにより、さらに細かくカスタマイズできるようになる。

「適応型オーディオ」は、「適応型ノイズコントロール」、「パーソナライズされた音量」、「会話感知」の3つの機能を統合したもので、周囲の環境に合わせてサウンドとアクティブノイズキャンセリングを自動的に調整する。

iOS 18以前はオン・オフのみの設定だったが、アップデートにより、これらの機能の環境への反応度合いをユーザーが調整可能になった。

 適応型オーディオのカスタマイズ方法

iOS 18以降を搭載したiPhoneまたはiPadとAirPods Pro 2またはAirPods 4を接続し、設定アプリからAirPodsのメニューを開き、「ノイズコントロール」内の「適応型」を選択。表示されるスライダーで「ノイズ少なめ」から「ノイズ多め」の間で調整することで、ノイズキャンセリングの強度や周囲の音の取り込み具合を調整できる。

 活用例

騒がしい公共交通機関での通勤中にアナウンスを聞き逃したくない場合は中間設定、オープンオフィスで集中しつつ電話の着信音を聞きたい場合は「ノイズ多め」、カフェでの勉強中に小さな音でも集中を妨げられる場合は「ノイズ少なめ」など、様々な環境に合わせて最適な設定を見つけることができる。

近年、AppleはAirPodsのアップデートをiOSアップデートと連携させており、iOS 18では聴覚に関する新機能も追加。AirPods Pro 2を補聴器として使用したり、聴覚のテストを行ったりすることも可能になる。さらに、今年後半にはリアルタイム翻訳機能も追加される予定。