Appleシリコン最新動向：iPhone 16、iPad、Macのプロセッサ性能比較 (2025年3月23日更新)

Appleデバイスの中核を担うAppleシリコンの性能比較が行われた。iPhone、iPad、Macに搭載された各プロセッサの性能差を把握することで、デバイス購入の際の判断材料となる。特に、iPhone 16シリーズやMacBookモデルの選択において、上位モデルへの投資価値を見極めるのに役立つ。

 # 各プロセッサの性能比較

一貫性を保つため、Geekbench 6のベンチマークテストの結果を使用。現在Appleの製品ラインナップに搭載されているチップに焦点を当て、各プロセッサの性能を比較した。

 # iPhoneプロセッサ

iPhone 16 Proに搭載されたA18 Proが最も高性能であることが判明。A18とA18 Proの差はGPUコア数にあり、iPhone 16eはiPhone 16 Proと比較してGPUコア数が少ない。

 # iPadプロセッサ

M4チップを搭載したiPad Proが最速。M4は前モデルのiPad Proに搭載されていたM2と比較して1.5倍高速。2025年春に発売された第11世代iPadは、A16チップを搭載し、前モデルのA14 Bionicからアップグレード。

 # Macプロセッサ

Mac向けのMシリーズチップでは、まずMacBook Air、13インチMacBook Pro、Mac mini、iMacにベースバージョンが搭載され、その後上位バージョンが開発される。最新のMシリーズチップはM4で、2024年秋に新型iMac、Mac mini、MacBook Proに搭載された。M4 ProおよびMaxもMacBook Proに搭載され、M3 ProおよびMaxを置き換えた。Mac StudioにはM3 Ultraが搭載されたが、Mac Proは依然としてM2 Ultraを使用している。MacBook AirはM4チップを使用。M4 MaxはCPU、GPUともに優れた性能を発揮するものの、最速ではない。M2 UltraはPCIe拡張スロットを搭載するMac Proに採用。スロットが不要な場合はM3 Ultra搭載のMac Studioが推奨される。M3 UltraはAppleの最速Macとなっている。