Siriの迷走が止まらない？ 簡単な質問にも答えられず、精度低下が深刻化

Appleの音声アシスタント「Siri」の精度低下が深刻化している。
あるユーザーが「今日は何月？」と尋ねたところ「わかりません」と回答。
同様の報告が相次ぎ、Siriの現状に批判が集まっている。

記事の筆者も同様の検証を行ったところ、Siriは質問の言い回しによって異なる反応を示し、
ChatGPTに回答を求めたり、過去の暦を表示するなど、混乱した挙動を見せた。
日付を尋ねると「2026年1月1日木曜日」と答えるなど、明らかな誤りも確認された。

他の質問でもSiriは誤答を連発。
「昨年のワールドシリーズ優勝チームは？」という質問に答えられず、
「NBAファイナルの開始時期は？」「昨年の大統領は？」といった質問にも誤った情報を提供した。

一方、Android端末に搭載されたGoogleの音声アシスタント「Gemini」では、
「今日は何月？」という質問に対し、正確に「3月です」と回答。
Siriとの差は歴然だ。

AppleはSiriの精度向上のため、AI技術の導入を予定している。
しかし、機能の実現は2026年以降にずれ込む見込みで、社内でも「醜く恥ずかしい」と評価されているという。
Siriの精度低下は留まることを知らず、他社製アシスタントとの差は広がる一方だ。
Appleには、Siriの改善を最優先課題として早急に取り組むことが求められている。