Apple、19インチ折りたたみデバイス開発中か – iPadかMacか、情報錯綜

Appleが折りたたみ式iPhoneに加え、約19インチの大型折りたたみデバイスを開発中であるとの情報が浮上した。しかし、これがiPadなのかMacなのかについては情報が錯綜している。

一部報道ではiPadとして、別の報道ではMacとして伝えられており、その違いはデバイスに搭載されるOSに起因するとみられる。

# 折りたたみMacの可能性

一部の噂では、Appleが全面ディスプレイの折りたたみ式MacBookを開発しているとされている。これは、キーボードやトラックパッドのない単一ディスプレイであり、折りたたんで仮想キーボードで通常のMacBookのように使用したり、展開して外部キーボードと組み合わせてディスプレイとして使用したりできる。

著名アナリストのミンチー・クオ氏は、この大型折りたたみデバイスをMacBookと表現し、18.8～20.2インチのディスプレイを搭載すると予測している。ディスプレイアナリストのロス・ヤング氏も、18.8インチディスプレイを搭載したノートブックの開発について言及している。

ウォール・ストリート・ジャーナルも昨年12月、Appleが19インチの折りたたみスクリーンを搭載したMacBookを開発していると報じた。

# 折りたたみiPadの可能性

Bloombergのマーク・ガーマン氏は、この大型スクリーン折りたたみデバイスをiPadと表現し、約20インチのディスプレイを搭載すると述べている。

The Elecは2022年、Appleが約20インチの折りたたみデバイスを開発しており、折りたたむと15.3インチになると報じた。調査会社Omdiaは、Appleが20.3インチの折りたたみ式OLED iPadを開発しており、iPad Proとして位置づけられると考えている。

ミンチー・クオ氏も、当初はMacBookと表現していたこのデバイスを、2023年にはiPadと呼び、カーボンファイバー製のキックスタンドが付属すると述べた。

# ハイブリッドの可能性も

全面ディスプレイの折りたたみデバイスを考えると、すでに単一スクリーンのiPadの方がイメージしやすい。しかし、それがmacOSで動作する場合はどうなるだろうか？

アナリストのジェフ・プー氏は、Appleの大型スクリーン折りたたみデバイスは、MacBook-iPadのハイブリッドであり、iPadOSではなくmacOSで動作する可能性が高いと述べている。

マーク・ガーマン氏も、iOS 19とmacOS 16でAppleが行っている設計アップデートの一部は、オペレーティングシステムを統一し、折りたたみ式デバイスとタッチスクリーンMacへの道を開くものであると主張している。

# 発売時期は未定

この大型スクリーン折りたたみデバイスが最終的にiPadになるかMacになるかは、Appleが使用を計画しているオペレーティングシステムによって決まるだろう。

発売時期については、2026年から2028年と予測されており、依然として不透明である。早ければ来年にも発表される可能性もあるが、近いうちに具体的な情報が出てこなければ、2027年以降の発売になる可能性が高い。