往年の人気スマートウォッチ「Pebble」が復活、ただしiPhoneとの連携は制限付き

かつてKickstarterで人気を博したスマートウォッチ「Pebble」が、オリジナル版の開発者であるエリック・ミギコフスキー氏によって復活を遂げる。新モデル「Core 2 Duo」と「Core Time 2」は、オリジナルのPebbleOSをベースとしたソフトウェアを搭載。GoogleによるPebbleのオープンソース化が、今回の復活を後押しした。

しかし、iPhoneユーザーにとっては朗報ばかりではない。ミギコフスキー氏は、Appleの厳しい制限により、新PebbleがApple Watchと同等の機能を提供できないと警告している。テキストメッセージの送信、通知への返信、アプリ間連携など、多くの機能が制限されるという。

同氏は、AppleのApp Storeの審査プロセスにも不満を表明。アップデートのたびに審査が通りにくい現状を嘆き、第三者製ウェアラブルデバイスの開発を困難にしていると批判している。

ミギコフスキー氏は、iPhoneユーザーに対し、Appleへの改善要求やAndroidへの乗り換えを呼びかけるとともに、政治家に対し、Appleのルール変更を求める法案を支持するよう訴えている。

なお、新PebbleはAndroidとの連携においてはより多くの機能が利用可能。価格は「Core 2 Duo」が149ドルから、「Core Time 2」が225ドルから。それぞれ7月と12月に出荷予定。