Apple、「iPhone」を決済端末にする「Tap to Pay」機能、欧州9か国で提供開始

Appleは本日、ポーランド、ブルガリア、フィンランド、リヒテンシュタイン、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、スイス、ハンガリーの9か国で、「iPhone」を非接触決済端末として利用できる「Tap to Pay on iPhone」の提供を開始したと発表しました。

この機能により、個人事業主や中小企業、大手小売店などが、追加のハードウェアやクレジットカード決済端末なしで、「iPhone」を使ってApple Payや非接触型クレジットカード/デビットカード、その他のデジタルウォレットによる支払いを受け付けることが可能になります。

「Tap to Pay」は2022年2月に米国で最初に導入されました。すべての取引は暗号化され、Appleは購入内容や購入者の情報を一切取得しないとのことです。NFC技術を活用し、PIN入力にも対応しています。

対応する決済サービスは国によって異なり、Adyen、Revolut、SumUp、Vivaなどが複数の国でサポートされています。

利用には「iPhone XS」以降のモデルが必要です。販売者はアプリを開いて販売を登録し、「iPhone」を顧客に提示するだけで、顧客は非接触決済方法で支払うことができます。