Apple、大型「iPhone 17 Air」試作機を「曲がりやすい」懸念から開発中止か

米Appleが、6.9インチの大型ディスプレイを搭載した超薄型「iPhone 17 Air」の試作機を開発していたものの、最終的に製品化を見送ったと報じられました。Bloombergの著名記者、マーク・ガーマン氏が自身のニュースレターで報じています。

開発当初、AppleはPro Maxモデルと同サイズの6.9インチディスプレイを搭載した試作機を開発しましたが、薄型化と大型化により筐体が曲がりやすくなる可能性を懸念し、開発を中止した模様です。同社は2014年、iPhone 6 Plusがタイトなポケットに入れていると曲がるという「Bendgate」騒動を経験しており、同様の問題の再発を避けたとみられます。

中国発の噂では、iPhone 17 AirはiPhone 17 Pro Maxとサイズが同一で、厚さのみが異なるとされていましたが、今回の報道で、この噂はAppleが開発を中止した試作機に端を発している可能性が指摘されています。

現在、Appleが2025年9月に発売するとみられる「iPhone 17 Air」は、6.6インチのディスプレイ（ProMotion対応120Hz）、Dynamic Island、A19チップ、48MPシングルカメラ、Apple独自のC1モデムを搭載すると予想されています。価格はiPhone 16 Plusと同程度の899ドルからになる可能性もあるとのことです。