AppleはiOS 18.4アップデートでCarPlayを2点改善する。

1点目は、大型ディスプレイ搭載車において、CarPlayのアイコン表示が従来の2列から3列に増加する。これにより、アプリへのアクセスが容易になり、運転中の視線移動を減らせる可能性がある。ただし、この変更は一部車種（例：14インチ画面のトヨタ・タンドラ）でのみ確認されており、9インチ画面のホンダ・シビックでは従来のままだった。

2点目は、Apple MapsのEVルーティング機能がNACS（North American Charging System）充電コネクタ規格に対応したこと。これにより、フォードのマスタングMach-EやF-150 Lightningなど、テスラのスーパーチャージャーを利用できる車両で、充電ステーションを含む経路検索が可能になる。この機能はiOS 17以降のiPhoneでCarPlayに接続すれば利用可能で、特別なアップデートは不要。Apple Mapsの設定でNACS対応の充電ネットワークを選択することで、目的地までの充電量を計算し、必要に応じてテスラのスーパーチャージャーを含む経路を自動的に提案する。ただし、経路にテスラのスーパーチャージャーが含まれる場合、NACSアダプターが必要な旨の警告が表示される。

なお、次世代CarPlayの開発も継続されているが、現時点では具体的なリリース時期は未定である。